マチヤ・テラス通信~高槻の町家を照らす~

fukei.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:しばらく旅に出ますにっき( 32 )


2017年 10月 13日

レキシをデザインする~奈良県・今井のまち(その2)~

今井町(奈良県橿原市)。
ひとつ前の記事の続きで、気になったものを少しご紹介します。

d0129713_11203244.jpg
d0129713_11205141.jpg
d0129713_11231374.jpg


駅前の駐輪場、蔵っぽくデザインされています。
まちの出入口、かつて門があった場所、舗装に門の絵!
保育所、まちの内側に面する顔は町家風。(左手奥の白い壁)
まちの歴史をデザインであらわすよいお手本です。

d0129713_11211079.jpg
d0129713_11204319.jpg

屋根に虎、おもしろい。
鉄道の橋脚、なんか気になる(笑)


[PR]

by ti-ao | 2017-10-13 11:23 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)
2017年 10月 12日

なつかしの異空間~奈良県・今井のまち(その1)~

d0129713_10173636.jpg
今井町(奈良県橿原市)。
重要伝統的建造物群保存地区。
町家が軒を連ねる歴史的なまちなみ、環濠都市、寺内町、そして有力な商業都市。
あまりに有名なまちですが、私は行ったこともなく、位置さえ知りませんでした。
難波宮(大阪市)から真東へ約25キロに平城宮(奈良)があり、
そこから真南へ約22キロに橿原神宮(橿原)があます。
これらを結ぶと、きれいな直角三角形。
地図を見ていて、ふと大和三山という言葉を思い出し、
これらを結んでみるとやはりきれいな三角形になりました。
今井町はこの三角形の直近、畝傍山(橿原神宮)のすぐ北に位置しています。

d0129713_10180929.jpg
d0129713_10183608.jpg
d0129713_10171666.jpg
d0129713_10170530.jpg


まちは東西600m、南北310mのほぼ整形。
周囲には水路(濠跡)、東に飛鳥川。
大きなエノキに迎えられて一歩まちに入れば、そこは異空間。
細い道と両側にならぶ様々な町家、寺社、路地、水路など、
古き佳き日本のまちの風景とはこのことかという雰囲気に包まれます。
何より空間のスケール感が人にちょうどよく心地よい。
時代変遷を感じさせる多様な町家はもちろん魅力的。
惣年寄の大きな町家は今もまちを守っているかのようです。


さらには駅前の駐輪場、まちなかの生活利便施設までが町家や蔵の意匠を採り入れ、
まちまるごと歴史景観をつくりあげるために努力している点がすばらしく、
まちの人たちの心意気を感じました。
ちょっとしたことでも歴史を採り入れて表現できる。
このあたりが私の地元高槻でもやる余地のある点だと思いました。


今回は大阪府建築士会の行事での今井町訪問でした。
この今井を「なつかしい異空間」と思ってしまう、
今の私たち日本人が我ながらさびしくもあります。
でも、今井町は、建築人としての貴重な学びの場でした。
みなさん、ありがとうございました。

(2017年10月7日 訪問)


[PR]

by ti-ao | 2017-10-12 10:20 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 22日

タモリさん(ブラタモリ)に来てほしいまち(倉敷+高槻市富田)

倉敷(岡山県)と富田(大阪府高槻市)の町家や蔵の違いについて、
お尋ねいただきました。
こういうことになると、たぶん、
地球滅亡しても気付かずに話し続けると思いますので、
記事としてあげさせていただきます。
d0129713_15355413.jpg
d0129713_1536595.jpg
d0129713_1536198.jpg
d0129713_15363161.jpg

まず、地形。

倉敷は基本的に平地です。
(ここで言う倉敷は、倉敷川附近と本町、東町あたりを指します)
鶴形山を除いて。
山のふもとに街道が走り、沿道に古いまちがありますが、
山の上にはほぼ民家はないと思います。
(街道から山裾へ拡張した宅地が多少見受けられる程度)
鶴形山は神仏のいてはるお山なので、民家を建てるのをはばかったのではないかと、
勝手に想像しています。(あくまでも想像です。裏付けがありません)

これに対して、富田は台地。
台地の南向き斜面にまちができました。
さらに、台地を開削して水路を通したり、池があったりで、
とても地盤にアップダウンがあります。
坂が多いのはこのためです。
ちなみにこの台地を南に降り切ったあたりから、地盤が軟弱になります。
家を建てるなら、富田台地の上がよいでしょう。
まさに、タモリさんが好きそうな土地です。
(ぜひ、ブラタモリに来てほしいなぁ)

次に、建築について。

まず、基本的には平入のまちであることは共通しています。
通りに面して、町家の長手(桁行)方向を向けて建っている。
人は、長い軒先空間の下を歩く。
風情があります。

一般的に、倉敷の町家や蔵の方が、富田や高槻のそれらより、
意匠的に重厚で装飾的ではないかと思います。
(倉敷は規模も大きいはず)
倉敷の方がこちらよりこってりしている。
富田や高槻はとても淡白であっさりしているのが特徴です。
高槻市内で見ると、この傾向は旧城下町に近付くほど明確になるようです。
これは江戸時代の高槻藩の気風が影響したものか、
あるいは、京に近いことに由来するものか、よくわかりません。
(両方、ある程度当たっているかもしれません)

そして、倉敷にあって、富田や高槻にないもの、
その最たるものは、なまこ壁です。
瓦を壁に貼り付けて、目地部分に白漆喰をなまこのように、
塗り付けて押さえてある、あれです。
貼り方も、目地が水平垂直になる場合や、斜めになる場合、
あるいは瓦の風合いや色目もいろいろです。
1階だけではなく、2階の腰壁までなまこ壁という事例もあります。
このなまこ壁、現存する富田や高槻の町家、蔵には見られません。
店舗が昔風を装ってデザインしたものに、それっぽく見せているものはあります。
あれは、倉敷とか他のまちで見たものを真似ているのかもしれません。
元々、こちらにはなまこ壁はなかったのかどうか、
これは裏付けを取っていません。
江戸時代から残っている町家や蔵も、腰壁は板張りであり、
瓦を張ると言うことはしていません。
もしかすると、倉敷のように財力のあった親方衆のまちならではの特徴かもしれませんね。

こういうことは、実はあまり追求して調べてきませんでした。
正直に言えば、私自身はあまり知識に興味がない。
むしろ、物事に対した時の考え方を非常に重視して活動しています。
知識はよく知っている人に聞くか、自分で書物などでなんとか調べられる。
しかし、考え方、舵の取り方はそうはいきません。
いかに判断して導くか。解に向けて。
これが(ヘリテージ)マネージャーの役割なのではないかと思います。
と、言い訳をして、長い話を終えます。
あら、もうこんな時間か。いかんいかん。
では。


写真説明:
写真はすべて2014年7月ごろの倉敷です。
電柱地中化の事業の真っ最中だったのかな。
当時、写真をご紹介し損ねて、眠っていました。
主屋2階の壁まで瓦を貼っています。
街道沿いの町家の後背がすぐ山である場合、
一段高いところに宅地が拡張しているようなケースもあります。
さらに上には、神仏がいてはり、まちの神域です。

富田については、よろしければ、
このブログのカテゴリ「とんだふうけい」をご覧ください。
[PR]

by ti-ao | 2016-05-22 15:32 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)
2016年 03月 05日

きのうの南港(大阪)、きょうの中突堤(神戸)

d0129713_21164356.jpg
d0129713_21165182.jpg
d0129713_2117166.jpg

昨日から港めぐり。
いえ、偶然です。
d0129713_21171592.jpg

昨夏描いた絵をハガキにして、
ようやくワラジヤさんへお届けしました。
(よろこんでくれはりました)
d0129713_21172982.jpg

このところ、週末、地元を留守にしている。
戻ったらマチヤはシャッターガラガラなことが多いです。
でも、なぜかここに来るとほっとします。
やっぱり、マチヤ・テラスの母港。
(またおうかがいします)

追記:
まぶしくてよく見えないまま撮ってます。
[PR]

by ti-ao | 2016-03-05 21:18 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)
2015年 07月 16日

神戸トコトコ3~ワラジヤさんにて~

d0129713_1745951.jpg
快晴すぎる神戸海べり歩き、しめくくりは、ここ。
「ワラジヤ」さん。
ポートタワーの足元、2階にいてはります。
喫茶店でコーヒーがおいしいですが、食事もおいしいです。
メニューもいろいろ。

神戸の地震前に、ここで焼肉定食を食べました。
おいしかった。
地震後に来てみたら、メリケン波止場はひび割れてたけど、
タワーはちゃんと立ってたし、「ワラジヤ」さんもやってはった。
やっぱり焼肉定食。
おいしかった。
そして、うれしかった。

そして、昨日。
ほんとうに久しぶりに行ってみたら、やってはった。
そういうお店って、ありがたいものですね。
昨日はタレントの国分さん?おすすめのオムそばライス。
おいしかった、けど、やっぱ、ここの焼肉がまた食べたい(笑)

覚えていなかったけど、壁一面に有名な人たちの色紙。
ほんまにいっぱいあります。
タレントさんにも地元の港湾関係の人たちにも、
みなさんに愛されているのですね。

珈琲をいただきながら、スケッチ。
ブログに載せてもいいよ、とのことで、ご紹介。

初めて来たのは20年以上も前なんですね。びっくり。
あの時も仕事の後、無性に神戸の海が見たくなって、
ここに(ふらっと)たどり着いたのでした。
d0129713_17452269.jpg

[PR]

by ti-ao | 2015-07-16 17:47 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)
2015年 07月 15日

神戸トコトコ2~空と海と山と軍事力~

d0129713_19372871.jpg
d0129713_19373743.jpg
d0129713_19374686.jpg
こんな日に海べりを歩いたら、そら暑っついがな。
仕事のあと、歩いて海べりへ。
どうしても神戸の海が見たくなった。
本当に久しぶり。
彼女にじんましんが出て困ったこととか、思い出した。
海風へのアレルギーか私へのアレルギーか(笑)


安保法案、ほんまに強行採決すんの?
やったら多分、安倍さんはそう遠くない将来、こけると思う。
歴史がそれを示している。
頭の上を隣国のミサイルが飛び越しても気付かず、
あとで米国に教えてもらうような有様をなんとかしてほしい。
日本の国土を単純明快に守るために、
専守防衛の軍事力を強化するのはよいと思うけど、
外海で戦争はやったらあかん。
外国の、とりわけアジアでの信用を失う。
米国に擦り寄り米軍の傘の下に入らねば、国土は守り切れない、
ということから来る現実的対処なのかもしれない。
しかしそれにしても、大切な私たちの憲法に反している可能性の高い、
この状況だけは整理してからにしてほしい。

などと、海と空と山と、見ながら思いました。
[PR]

by ti-ao | 2015-07-15 19:39 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)
2015年 07月 15日

神戸トコトコ1~背番号14☆~

d0129713_19314669.jpg
d0129713_19315497.jpg
d0129713_1932270.jpg
能見くん、昨日はがんばったな!
と、メリケン波止場の繋留柱に話しかける私は、
へんなオオサカジン(しかもトラキチ)
やねん。


片足のっけたり、はしなかったね。
熱いがな!
しかし、1000トンは、結構すごいね。
[PR]

by ti-ao | 2015-07-15 19:32 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 25日

茶縁日記2~田中金盛堂さんのせんべい~

d0129713_12473471.jpg
帰りに茶友たちとギャラリーへ。
以前から気になっていた路地に面した建物。
阪神電車が窓のすぐ外を駆けていく。
おもしろい場所でした。
d0129713_1248363.jpg
d0129713_12482278.jpg

もちろん、芦屋のお土産は田中金盛堂さんのおせんべいです。
つい袋にらくがきしていますが。

高槻に戻り、カフェで聞くと、すでにジャズスト反省会は終わったらしい。
おつかれさまでした。
d0129713_12485974.jpg

こんな、5月のよく晴れた日曜のこと。
[PR]

by ti-ao | 2015-05-25 12:49 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 25日

茶縁日記1~ムジカさんの本と茶~

d0129713_1243108.jpg
d0129713_12432417.jpg
musica tea のT-san(堀江敏樹さん)が何冊目かのご出版☆
「紅茶屋のつぶやき」(発行:(株)めこん)。
日曜の午後、芦屋の洋館にて、その記念パーティ。
おめでとうございます+ありがとうございました。
d0129713_1244898.jpg
d0129713_12443648.jpg

洋館にあふれる人、人、笑顔。
茶縁のすごさを実感。

お屋敷は、大阪で成功した人が大正時代に、ここ芦屋に建てたようです。
演奏会の間、私は茶縁なかまと凝った意匠の階段で聴き入っていました。
そのあと庭に出て野点。
サーメットくんがここにも登場するあたりは、さすがムジカさん。
晴天のもと、木々に囲まれてお茶をいただきました。
d0129713_12445799.jpg


追記:
「ドレスコードは思いっきりカジュアル」
真に受けておじゃましました。
[PR]

by ti-ao | 2015-05-25 12:45 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)
2014年 10月 18日

田中さんとムジカさん~芦屋いちの場所(私にとって)~

「あしやいち」なるイベントに行こうと思った。
その前に、おなじみのお店へ。
d0129713_2317161.jpg
d0129713_2317916.jpg

田中金盛堂さん。
芦屋で昔ながらの手焼きせんべい。
「こういうおせんべいがずっと食べたかった。ほんとにうれしい」
とは、うちの長老の話。
たしかに素朴でおいしい。
飾った味ではなく、すなおにおいしい。
昔ながらの味は、こういうものなのだと得心。
ご夫妻とは、あべのトコトコ以来のお付き合い。
いつも柔和なマスター(?)、手焼きしてる時は、
さすがに職人の顔、まじめに淡々と焼いてはる。
それを見ながら、ええもんやなぁと思う。
それにしても、おせんべいゆうても、いろいろあるものですね。
私はいちばんシンプルなのがすきですが、
他にもおいしそうなおせんべいが並んでいます。
来年の干支は、羊らしい。
今、せんべいに押す焼印を準備なさっているそうです。
d0129713_23202468.jpg
d0129713_23203389.jpg
d0129713_23204045.jpg

ムジカさん。
堂島になくても、どこにいても、ムジカはムジカなのであった。
この一年でそれがはっきりとわかった。
すでに芦屋になじんでいる気がします。
ソファに並んで座り、しばしお話。
紅茶とお菓子と音楽と、そして、笑顔。
ありがたいひと時。
土日を利用して、金沢?からバイクで駆けつけてきたお客さんも。
お人柄がにじむお店の空間。
そこにみんな引き寄せられる。
茶縁。

Teaさんの花畑は、また少しゆたかになっていました。

芦屋でいちばんすきな場所と人。
ありがとうございました。
[PR]

by ti-ao | 2014-10-18 23:23 | しばらく旅に出ますにっき | Trackback | Comments(0)