マチヤ・テラス通信~高槻の町家を照らす~

fukei.exblog.jp
ブログトップ

<   2012年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧


2012年 11月 27日

マチヤ・レポート~高槻町家、そのナゾの解~

d0129713_120848.jpg

ここに町家がある。
大阪府高槻市、大阪と京都のちょうどまん中。
このまちには、かつては城があり、
このあたりは城下町だったと言う。
すでに城も石垣も堀もなく、
もちろんサムライもいなくなった、このまちに、
ぽつりぽつりと残る町家や道標が、あるいは、人が、
城下町の記憶を私たちに伝えてくれる。
この町家もここに住む人たちも、
「まちのたからもの」であり、
記録に留める、今が最後の時機だと思える。

あぁ、この家なら知ってる、という人も、まちには多いはずだ。
この家の前に立つと、なぜだかわくわくするし、
この家の中にいると、時の流れを忘れそうになる。
ふしぎな家だ。

この町家のうつくしさはおそろしく際立っている。
ゆえに印象にも残る。
ところで、この町家、少しナゾではないか?

黒っぽい1階の上に2階の漆喰顔がある。
その白さと虫籠窓の影が目立つが、
江戸時代の相当古い町家だと言われているわりには、
2階の階高が大きいのだ。
それにこの町家、デザインがやけにモダンじゃないか。
さらには、建物の両翼に門や塀が連なっている。
その奥に庭があり、四季折々、花が笑う。
通りに面して、どうやら建物は三つに分けられそうだ。
ふつう、町家と言えば、すぐ両隣にも同じような家が並んでいる。
なのにどうして、ここはこんなゆったり建っているのだろう。

見ていると、いろんなことが気になってくる。
ちょっとふしぎな町家。
ナゾに満ちている。
そして、それを解く鍵は、
この家や住まう人たちだけではなく、
どうやら、このまちの歴史にも隠されている。
果たして、解は見つかるだろうか。
私たちは今、時の彼方を思う。

実測調査を始めて4年あまり。
後半2年余りは、以前お話した警部さん(ここでの通称)にも、
お手伝いいただいて、
ようやく解が得られつつある。

町家一軒のナゾを解くために、
高槻城下町のナゾも解かねばならなかった。
そのために、やはり4年前から始めた、
町家・まちなみ調査(マチヤ・トコトコ)」
その結果の集計、分析にもようやく取りかかった。
(概略は「マチヤ・テラス通信 2010夏号」にまとめてあります)
いやぁ、まいった。
時間かかる。
でも、4年なんて、高槻と町家の歴史からしたら、
ほんの瞬きみたいなもの。
その瞬きをレポートにまとめつつあります。
いつの日か、ご覧ください。

警部どの、町家のみなさん、
そして、マチヤ・テラスに参加してくれたみなさん、
ありがとうございました。
まだ少し早いですが、ここでちょっとごあいさつ。

マチヤ・テラスの私(照五郎 ti-ao)


何も見ずに、表紙に適当にスケッチ。
ほんまに適当な絵になった(笑)
でも、雰囲気はあるよね(まさに自画自賛)
[PR]

by ti-ao | 2012-11-27 12:01 | まちなみ調査+マチヤ実測 | Trackback | Comments(0)
2012年 11月 23日

右近くんにっき 2012年11月21日「あおぞら」

d0129713_13111835.jpg

青い空。



いや、特に意味はなかったけど、
なんとなく。
今日って祝日やってんね。
さっき気付いた(笑)
[PR]

by ti-ao | 2012-11-23 13:12 | 右近くん | Trackback | Comments(0)
2012年 11月 13日

300歳町家の心を集めて

d0129713_2272041.jpg

午前中、合間に伺う。
縁側に白い光。
話。

あぁ、これは。
納屋の前に干してあった、
あの柿ですね。
ひとつ頂く。


これでじゅうぶん。
心はいっぱいです。
[PR]

by ti-ao | 2012-11-13 22:08 | マチヤ☆テラス(活動日記) | Trackback | Comments(0)
2012年 11月 11日

岸和田トコトコまっぷ~岸和田城星人しろやん~

d0129713_2354309.jpg
d0129713_23544547.jpg
d0129713_23545456.jpg
d0129713_2355465.jpg

えぇっっ
(まっぷ描いて1ヶ月たってる)


城のない城下町、高槻の私から、
城のある城下町、岸和田のみなさんへ、
さまざまな思いをこめて。

集合住宅の設計協議のために訪れて、
以来、十数年のご縁です。
すきな場所がたくさんできました。

地元の人しか通らない小舗石の美しい細道。
年々崩れていくけど、地味に手が入れられている土塀。
エリアによって傾向の違う町家のまちなみ。
尊敬する村野藤吾設計の建築。
昭和に建てられたけど町になじんでいる城。
城の近くから見渡す甍の波。
腰折れ屋根の変わった長屋たち。
街道から少し外れた細い道の景。
だんじりや国営放送のドラマだけではなく、
まちには魅力がいっぱい。

ちょっと古びた場所も、手を入れられて、よさを残している。
高槻だと、まったく別のものに変わる。
この違い。

岸和田城は縄張りが五角形に見える。
四角形(つまり角が直角)だと思って攻めて来る寄せ手、
その錯覚を誘うためにそうすることがあるようだが、
はたして、ここもそうなのかな。
岸和田の地図を見ていると、城郭の、この五角形が、
まちのホームベースに見えてくる。

歴史的なまちなみを守って育てる。
まちの人の心と行政の支えと、
長い月日のそれらの積み重ね。
結果、今のまちがある。

城下町同士、いつかご一緒しましょう。

岸和田城星人しろやん、色付けました。
さりげに載せておきます(笑)(→10/9の記事


追記:
トコトコまっぷも気がつけば5枚目。
いつも建築士会の会報が送られてくるでかい封筒の裏に描いています。
下地はその色です。
岸和田の方が地元高槻のまっぷより、うまく描けた気がします(苦笑)
[PR]

by ti-ao | 2012-11-11 23:55 | マチヤ・テラス通信(印刷物) | Trackback | Comments(2)
2012年 11月 10日

零~マチヤのナゾ~

d0129713_6163895.jpg
d0129713_6164938.jpg

扉の向こうに扉。
時の向こうに時。

でも、ひかりは見える。

今はもう初冬。
マチヤのナゾの解は得ただろうか。
時の彼方を思い、打ち続けていたら、
咳が止まった(笑)
そして、すっかり朝。
[PR]

by ti-ao | 2012-11-10 06:17 | マチヤ☆テラス(活動日記) | Trackback | Comments(0)
2012年 11月 09日

10円玉の里帰り~京都・宇治トコトコ~

d0129713_6365116.jpg
d0129713_637617.jpg

ちょっと前、と言っても、ん?ひと月も前・・・
宇治に行きました。
西のマジョたちに混ぜていただいて。
(ありがとうございました♪)

平等院鳳凰堂は改修工事中です。
「丸太足場、かっこええなぁ」
報道で見た時から思ってました。
実物もなかなかのもんです。
あれをあかりで照らすときれいでしょうね。
池に映るし。

展示されている鳳凰を見ましたが、
これだけでも十分見ていておもしろい。
デザインも部材の構成も。
金物の芸術として成立してる。

梵鐘の天女は、薬師寺水煙の有名な?天女に比べると、
曲線がやわらかく、優美。
時代が下って、日本的になってるということかな。

梵鐘も鳳凰も、展示されているのは実物らしいです。
(びっくり☆)

菩薩像52体。
雲に乗り、いろんな楽器を奏でる仏様?が、
いっぱい壁面に展示されていましたが、
本来どのようにお堂の中にいてはるものなんか、
実は昨夜、お店に伺って写真集拝見して、わかりました。
1ヵ月後の感動。
(仏像って、表情が多様!)
d0129713_63731100.jpg
d0129713_63741100.jpg

敷地内でいちばん気に入ったのは、六角堂。
今は東屋(パーゴラ)みたくなっていますが、
ご案内くださった先生によると、明治の建築らしいです。

はやく着いたので、周辺を一人でトコトコしていました。
古い町家とマンションが向かい合って建ってるとことか、
細い道とか、水路とか、あるいは、宇治川とか。
そして、
わりと迫ってる山、そのわりに明るい。
なるほど、いいところです。
観光地のわりに落ち着く。
住んでみたい感じ。

ちなみに。
宇治川の景は、平等院側から対岸を見るほうが、きれい。
対岸から平等院側を見ると、観光地らしく看板がごちゃごちゃしてる。
今度行くなら、対岸をもっとトコトコしたいな。
[PR]

by ti-ao | 2012-11-09 06:38 | 通りでゆうておくれやすにっき | Trackback | Comments(0)
2012年 11月 02日

ムジカ箱が浮いてる

d0129713_514230.jpg

仕事の合間。
お店に行く時、ビルの隅に箱だけ置いてあった。
(びっくったぁ)
帰りには、ちゃんと看板も乗っかってた。
(ほっ)
d0129713_521070.jpg
d0129713_522398.jpg

ちょっとつらいことなどあったりして。
それで(なんで?)スッケチなど。

 Mr.Tsan+お店のみなさん
 いつもそうですが、昨日は特に、
 紅茶と笑顔が救いになりました。
 ありがとうございました。

♪柴田淳「Mr.サマータイム」(「COVER 70's」より)
[PR]

by ti-ao | 2012-11-02 05:03 | 風景カフェ | Trackback | Comments(2)