マチヤ・テラス通信~高槻の町家を照らす~

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2009年 11月 12日

「町家・まちなみ調査のこと」~まちなみ調査の風景ii~

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「このまちに町家は、もうないやろ」
昔を知る人ほど、そうおっしゃる気がします。

しかし、かつての城下町や街道を歩けば、
何か雰囲気は感じる。
これはいったいなんだろうか。

ほんとうに、このまちには歴史の名残はないのだろうか。
いや、ある。
少し歩いてみれば、結構残っている。

確かに、昔のままの町家とか民家とかは少ないけど、
手が加えられながらも、なお、骨格や造形に、
伝統的な木造の名残のあるものは、かなり残っています。
それが現役で使われているか否か、気になるところですが。

歴史を語る建築、そして人が、
このまちの「どこに(位置)」「どのくらい(数量)」「どのように(状態)」残っているか。
これを、まず、はっきりさせてみたい。
こうして一年前から始めたのが、「町家・まちなみ調査」です。

もはや、昔のまちなみをとり戻すことはできないでしょう。
しかし、相当数残っている伝統的な木造建築(住宅)やそれを守る人々を、
まちのたからものとして見つけ出して、照らして、見守っていく。
そして、光や音や風や、私たち人で、つないでいく。

それを具体的にする。
まずは、まちに入り、建物や人と出会うためにも、
この調査を続けたいです。


ということで、2009年秋、今回は西国街道の芥川宿あたりを歩きます。

調査に先立ち、昨年と同じく、行政に地元自治会との仲介をしていただきました。
今回の調査範囲は自治会が小さく分かれていて、
12の自治会にごあいさつまわりして、調査について回覧していただきました。
自治会のみなさん、市役所のみなさん、ほんとうにありがとうございました。
特に、自治会に連絡を取り、何度も足を運んでくださった高槻市都市政策室のみなさん、
お気持ちが伝わってきました。ほんとうにありがとうございます。

こういう下準備が、いちばんテマヒマかかる。
そして、いちばん重要。
(人の心も見えやすい)


調査自体は、市民が主体的にやっていますが、
行政はこのようにバックアップしてくださいます。
市民がやることを行政が支える。
これがいかにも、「たかつき」らしくてよい気がします。
お互いに得意なことをやる。
そうでないところは援け合う。
そうやってきて、調査はすでに2年目に入ります。

同種の調査を行政主体で行うケースも、すでにあり、
それはそれでよいことと思いますが、
このまちの、このやり方も、結構よいのではないかと思っています。


これからも、どうぞよろしくお願いします☆

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by ti-ao | 2009-11-12 23:16 | まちなみ調査+マチヤ実測 | Trackback | Comments(0)
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