マチヤ・テラス通信~高槻の町家を照らす~

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2014年 03月 07日

応急危険度判定士の連絡網の話など

もうすぐ3月11日。

先月、大阪府建築士会の応急危険度判定士緊急連絡網の試用?がありました。
東北の地震から3年、ようやく建築士も組織的に対応しようとしつつあるのかな。

連絡網をテストしてみて思ったこと。
1.すぐに判定活動に参加できないが、後日参加できるようになった場合の
 連絡先について決めておいたほうがよい。
2.判定士各人がどの地域にいる人なのか、リストでわかるようにしておく方がよい。
3.実際に活動する際には、過去に判定作業の経験のある人とない人がコンビを組む
 などの配慮をすると思われる。(その余裕があれば)
 そういうこともお互いにある程度わかっているほうがよい。
4.判定士同士の顔合わせの機会があるとよい。

過去、神戸と東北の地震で判定作業に従事した経験から、
いかに実戦的になれるか考えて以上のように建築士会に提言しました。

どこまで実戦で機能するか。
それに尽きます。

要請がなくても自発的に行動してきた建築士にとっては、
むしろ足かせをはめられたような気がしないでもない。
しかし、要請があれば動くという人も多いはずだし、
一度、従事すれば生真面目に役割を果たそうとする、
そういう日本人気質を考えて、広い目で見れば、
きっと、よいことなのでしょうね。


3年前。
友人と二人で岩手に行って、危険度判定作業を数日やって、
明日は大阪に帰ろうかと言う時に、
地元岩手の内陸部の建築士の皆さんが駆けつけて来た。
内陸部は被害が比較的少なかったとはいえ、
やはり皆さんも被害を受けているかもしれず、
あるいは、お身内やお知り合いに被害を受けた人がいるかもしれず、
自分たちよりもご参加が遅かったことを責める気など、
当然、まったくなかったのですが、
ある方が、複数ある建築士組織のいずれの名目で召集するか、
それが決まらず、来るのが遅れたとおっしゃった。
「カスやな」と、つい反射的に言ってしまった。
「そんなことどうでもええから、はよ来い」。
釜石市と大槌町の(その時点で)100件以上の判定を、
地元のほんの数人の建築士が必死で走り回ってやっていた。
現地に行く前に、電話番号を調べて釜石の建築士会に連絡した時にも、
「とにかく大変だから、ぜひ来てほしい。まだ応援が来ない」とおっしゃっていた。
それなのに。

少なくとも、組織的な動きが事前にイメージできていれば、
そんな出来事もなくなるかもしれません。
そうあってほしいです。
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by ti-ao | 2014-03-07 00:20 | 地震のこと | Trackback | Comments(0)
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