マチヤ・テラス通信~高槻の町家を照らす~

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2009年 06月 25日

「たかつきの思惟」~芥川都市計画案~1989年3月

先の講演には学生さんもいらしたので、
自分の学生時代の話を少ししました。



卒業設計。
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川の中から、ふたつの塔がにょきっと(笑)
塔の下には地下鉄の駅が・・・
(つまり、ホームの天井には川底がゆらいでいる)

そらぶね(宇宙船)みたいなのは、芥川資料館・・・
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このまち、高槻の真ん中を、北から南に流れる芥川akutagawa。
天井川なので、スーパー堤防を設ける話がある。
ならば、その堤防の中にチューブを通し、
リニア地下鉄を走らせる。
そして、まちの北と南を縦貫して、つなぐ。
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このまちは、歴史上、東西軸は交通幹線が発達している。
でも、南北軸は未発達。
バスや車に頼っている。
これからは、大阪-京都の大都市間軸よりも、
まちの南北生活軸の充実を図るべきだ。

北の自然の多い山間部~真ん中の市街地~南の田園と河川。
これらを地下鉄で結べば、あっという間に移動できる。
それだけ、市民生活にいろんな情景の演出ができる。
仕事の休み、ちょっと里山のレンタル農園へ、とか。
あるいは、南北の住宅地から中心市街地への通勤通学もラクになる。
ついでに、北は亀岡、南は枚方まで結べば、よりよい。

(・・・と、20年前の私が言ってましたぁ~)
 ↑なんか逃げてないか?!

その地下リニアの駅舎は、龍の体の一部をあらわすデザイン。
北から南へ、頭~背中~しっぽ、と配していく。
つまり、「母なる芥川を、龍に見立てる」

このパースは、その龍の背中の突起あたり。
川の上、JRと阪急の両鉄道に芥川新駅を設けてもらい、
地下鉄駅とそれらをつなぐ。
地下リニアが川の左岸から右岸に移るのが、このあたり。
そのために、駅舎が川の底に来る(苦笑)

塔からは、「母なる芥川」のメロディが流れる。
(カリヨンの演奏♪)
 ↑断面図に自作曲の譜面を入れてある☆
d0129713_8113186.jpg

当時、私はまちを離れて久しく、
いつかは帰りたいと願っていました。
でも、大学を卒業する頃になって、
そのこだわりを棄てることに。
まちに対する自らの思いに「けり。」をつけるつもりで、
この卒業設計に取り組みました。
だから、デザインの妥当性とか周辺環境への配慮とか、
「一切考慮しません。自分の思いだけでやります」と宣言しました。
そんなとができるのは、これが最後だと思っていました。
(ら、高飛車ぶりが、先生方の話題になってしまったらしい・・・)

もちろん、今なら、こんなことはしません!

だけど、考えていた内容自体は、今でもやれるものですよね。

学生の頃、取り組んだことは、社会に出ても残る。
そして、後の自分につながる。

あの頃、考えたまちのことが、今の私につながっているのは、確かです。

~「たかつきへの思い」~

もうこだわるまいと思っていた、このまちに、今、
私がいること自体、そのアラワレなのかも。
相変わらず、「たかつき だいすき」、です。



あの日、多くは語れなかったけど、
卒業設計の絵をお見せしたのは、
こんな思いからでした。
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by ti-ao | 2009-06-25 08:20 | 未来城下町絵巻(提案) | Trackback | Comments(0)
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