マチヤ・テラス通信~高槻の町家を照らす~

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カテゴリ:おしごと( 15 )


2018年 08月 31日

夏の終わり

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暑かった夏。
焦りの夏。
今年もやっぱり休めなかった夏。
終わるとさびしいな、夏。

(写真は、今週、丹波にて)



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by ti-ao | 2018-08-31 19:14 | おしごと | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 30日

真夜中のエスキス

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今はまだおおまかなプランと形態を検討しているので、
太いやわらかな線で描いている。
もう少し具体的になれば、ディテールまで表現していくので、
もっとほそく意味ありげな線になります。

(ふぅっ)


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by ti-ao | 2017-05-30 01:04 | おしごと | Trackback | Comments(0)
2016年 07月 27日

夏の光陰

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あっという間に夏。
先週末、建築士会の用事で日本民家集落博物館へ。
服部緑地公園の中、すばらしく夏休みな風景に出会いました。
つくられた風景。
人の気持ちや手が入った風景。
わるくないですよね。

個人的には、裏の景も好きです。
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by ti-ao | 2016-07-27 11:48 | おしごと | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 07日

ゆめくじらの家

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てまえみそなのか、はじさらしなのか。

住宅のとあるコンペに出した(落ちた)案です。
もう十年あまりむかしなんですね。
たまたま見つけたので、ここに掲載してみます。

草屋根です。
すべり落ちて、歩道に避難することができます。危険です。
南面ガラス張りで、ルーバーが屋内にあります。反エコです。
重力と温熱環境に挑戦してます。
だけど、居間から庭の築山にある月見台までは、
ねことこどもしか通れないトンネルがあります。ゆめです。
そう、わるいゆめ。

こんなゆめを現実の中で見てみたい人は、連絡ください。
設計します。



(笑)
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by ti-ao | 2016-05-07 22:03 | おしごと | Trackback | Comments(1)
2016年 05月 06日

町家探偵 マチヤ・テラス

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「高槻城下町ルネサンス」をめざす町家探偵です。
まちのどこにどんな町家が残っているか調査して、
まちの魅力さがしにつなげます。
高槻市以外での調査、講演、古民家活用のご相談などにもお応えします。
どうぞよろしくお願いいたします。

 ●活動名: マチヤ・テラス
 ●所在地: 組織の概念を持たず、まちのあちらこちらに出没
 ●活動時間:朝から夜まで
 ●連絡先: ecohikari09@yahoo.co.jp
 ●定休日: 気の向くまま

2016年4月26日(火)日刊スポーツの「高槻ジャズストリート特集」記事
(キティちゃんコラボらしく、妙にかわいい)
その広告欄には、高槻市内の店舗などが並びましたが、
なぜか、マチヤ・テラスも入れていただきました。
ありがとうございます。

実は、普段スポーツ紙は読まない(新聞奨学生時代は毎日、配達していましたが)
それに、どっちかってゆうと、マチヤ・テラスの場合、
女性誌の読者層が活動のアピール対象ではないかと思っています。
さらに、新聞なら、朝日新聞に過去3度、大阪地方版で大きめに写真付きで、
活動の節目節目に取り上げていただいています。
そんなこんなで、今回はお知らせしませんでした。
でも、折角なので、その広告原稿をベースに、冒頭の文をまとめてみました。

う~ん、やっぱり、朝日とか市の広報誌に比べたら、すごく気さくですよね。

今日は、ジャズスト後に初めて300歳町家を訪れて、ごあいさつ。
小雨の中、祭が終わったなぁと実感しました。
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by ti-ao | 2016-05-06 21:36 | おしごと | Trackback | Comments(0)
2016年 03月 16日

これからの高槻城下町をつくるみなさんへ

高槻城下町、かつての目抜き通り周辺でも昨今、
高層マンション建設の動きが出始めている。
従前、周辺は戸建て住宅だけでなく、集合住宅も多かったが、
すべて低層、中層であり、高層ではなかった。

敷地面積の割に地価がバカ高いため、
住戸数を相応に集積せねば利益が出せない。
結果、高層高密化という市街地特有の配置形態を採ることになる。
これはある程度理解できます。

しかし、ここは城下町。
文化財である町家もあれば、それに値する町家も多く残っている。
行政も通りを修景整備して、風情を保とうとしている。
これらが(城下町であることが)、このまち(地域)の特徴であり、魅力である。

ここにマンションを建てようとするとき、これらのことに配慮しなければ、
まちの魅力を壊し、低下させることになります。
たとえば、建築の低層部、あるいは、外構の、特に沿道部分について、
城下町であることを意識した空間構成を行い、意匠にも十分に配慮する。
新規事業も、これからの城下町をいっしょにつくっていく。
そういう姿勢を見せていただけないでしょうか。

事業用地周辺地域の特性と魅力を十分に理解して、
これと調和し、さらに魅力を向上させるものをつくる。
そうすれば、事業者の評価もあがるでしょう。
おおいに信用にもつながるはずです。
そして、地域全体の魅力を向上させれば、
自らの資産価値を高めることにもつながり、
必ず有意な結果につながるはずです。

さらに、この城下町と高槻町家は、高槻市の広報誌でも大きく取り上げられています。
これは市民だけではなく、行政も、城下町と町家をまちのたからものとして見つめ、
今後、大事にしていくという表意でもあると解しています。

今とこれから、高槻城下町で、建て替えや新築の事業をなさるみなさんは、
よくよくこれらのことをお考えいただければと切に願います。
どうか、地元のみなさんといっしょにこれからの城下町をつくっていってください。
対立するのではなく、地域の人といっしょにつくっていく事業。
地域の価値を高め合える関係性。
これは双方にとってメリットがあるはずです。

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個人のエゴではなく、町家センセイは地域のことを考えていらっしゃる。
地元の町家の方がそうお考えであることには重みがあります。
この話について、町家センセイと私は完全に考えが一致しています。
これらの話について、今後の方針は、静観のち現実的対処、です。

(写真と話は関係ありません)
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by ti-ao | 2016-03-16 22:24 | おしごと | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 11日

天満橋で歴史文化遺産のことを話した宵

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なんだかきれいになってますね。
天満橋あたりの夕景。
水の都らしくなってきた。

顕在しているものを確認すること。
潜在しているものを発掘すること。
それが活用につながる。
歴史文化遺産(ヘリテージ)について考える宵の口。

今後は頼れる人たちも増えた。
ほんとうにありがたいことです。
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by ti-ao | 2015-11-11 00:08 | おしごと | Trackback | Comments(0)
2015年 09月 11日

みなさんがはやくお元気になりますように。一日もはやく生活再建できますように。

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台風一過、と思っていたら、
思わぬ遠方で、大変な被害が出ているとのこと。
今さらにして、驚いています。

私たち被災建築物応急危険度判定士は、
今まで地震による被害を主に想定してきた気がするのですが、
豪雨なども、よく考えておく必要があると痛感しました。
実際に、岩手で判定作業を行った、あれは津波による損傷を受けた建築でした。

地元の市長さんや議員さんが河川のスーパー堤防のお話を力説なさっている。
それで思い出しました。
私の大学の卒業設計は、芥川のスーパー堤防整備を前提にしたものでした。
スーパー堤防の中にチューブを通して地下鉄を走らせる案。
いざとなれば、チューブは排水路にしてください!
建築学科のやることか?とも思えますね。
http://fukei.exblog.jp/9904488/
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by ti-ao | 2015-09-11 22:53 | おしごと | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 27日

気がつけば5月もあと少し。(ある潜航建築士より)

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今月、「まちづくり専攻建築士」と「大阪府ヘリテージマネージャー」になりました。
専攻建築士は、より専門性を明らかにするということでしょうか。
ヘリテージは歴史文化遺産ということで、その世話役です。
みなさんのまわりに埋もれている歴史資源や文化財を発掘して、
調べて、その魅力を記録して、みなさんにお伝えして、
さらに、保存したり、活用したりしていく、そんな人のこと。
つまり、私自身はもうずっとやってきたことなのです。
ようやく、それを大阪府なり建築士会なりに認めていただいた、
という感じでしょうか。

これからも自分がどういうことでみなさんのお役に立てるのか、
その確認と意思表示でもあります。
今、この時期にこのふたつの資格的裏付けをいただいたことは、
それなりに意味がある(つまり偶然ではない)と思います。

たとえば、まちや集落の特徴、町家や古民家の調査、さらに、保全や活用、
こういうことについて、お気軽にご相談ください。
このぼろい建物、かっこよくて使いやすくならんか?
みたいなお話も、ぜひ。
だれも見向きもしないようなさびれた建物が、案外、魅力的だったりするものです。

ちなみに、若いころからかかわってきた、団地再生の仕事も、まだ現役です(笑)
こちらもお待ちしています!


追記:
たまには仕事の宣伝も勘弁してね。
ちょうど一年前の建築士会会報への寄稿で、
無償で取り組みたいと言い張りました!が、
やはり、歴史まちづくりの取組が無償では厳しい。
続かない。
仕事にならないと。
だけど、仕事で金が要るなら、やらなくていいと言われる、
から、やむにやまれず、町家調査など無償でやってきました。
つらいところです。
今後、ここは明らかにあらためるべきです。
士会への寄稿も、あれはあかんかったと反省しています。
(ちょうどあのころは「こうなったら意地でも無償でやり通してやる」とムキになっていました。
 実際、高槻旧城下町と芥川宿の町家調査は、それでやり切ってしまいました。
 ついでに結果公表である出版まで。
 よく勘違いされますが、役所の委託とかそういうことではありませんでした。
 完全、無償です。きれいにつるつるてんのすっかすか、わたくしもうはなぢもでませんことよ!)

あ、文中の発掘って、実際に地面掘るわけじゃありません(笑)
発見てゆうことです。

追記の追記
マチヤ・テラスの潜航しているかのような現状から、
潜航建築士というべきかもしれませんね。
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by ti-ao | 2015-05-27 23:41 | おしごと | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 24日

マチヤ格子戸の話~あれから一年~

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高槻300歳町家、横山家住宅の出入口の様子が、
変わったことにお気づきの方もいらっしゃると思います。
今からちょうど一年前です。
今ようやく、ちょっとお話してみます。
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「心がけたこと」
 たかが戸一対のこと、だけど、この町家は国の登録有形文化財です。
 300年近い歴史があり、まちの人に愛されている。
 心して設計しました。
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「全体」

・使う人が使いやすく、けっしてけがをしないように、とても気をつけました。

・家の人のお気持ちをよく聞きながら、その上で、歴史になじむように、
 真剣に、たのしんでデザイン。

・文化財として大切な古い部分に手を加えないように工夫しました。

・文化財の顔の一部であると同時に、現役医院の出入口であることに気をつけました。

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「部分」

・格子:お家の人のご希望は「明るくしてほしい」→格子の間隔を広くしました。
   間のびするので、2本1組の吹寄せとしました。
   高槻町家では、竪繁格子(格子子の間隔が狭い格子)が多いと考えて、
   当初、そのようなデザインをご提示していましたが、お話を伺い、思い切って変えてみました。

・袖と腰:人の手と足が当たりやすい部分は板張りとしました。
   板の幅と目地の幅もちゃんと考えます。

・取手:医院なので、だれでもが開け閉めしやすいカタチにしました。
   この取手を持って開け閉めする限り、ゼッタイに手や指をつめたりはさんだりしないよう注意。
   形象としては上弦の月。15度右へ傾けて設計しましたが、建具屋さんのご提案で工場に伺い、
   取手と下地の板の木目がそろうように気をつけて、実際に持ちやすさを試しながら、
   取り付ける位置と角度を決めました。
   木のぬくもりも感じてほしい。

・吊戸形式:実はこれが大きな特徴です。
   医院の出入口なので、お年寄りもこどもも開け閉めしやすくしたいと思いました。
   また、車いすでも出入りできるように、ということも考えました。
   だから、足元に框やレールのない、しかも、開閉操作が軽くてやさしい吊戸(ハンガードア)としました。

・開口幅:2枚の引き違い戸ですが、左右の戸の幅が異なります。これも大きな特徴です。
   外側から見て、右手の戸は普段は戸袋として固定してあります。
   左手の戸が開閉するのですが、右手の戸袋に手が当たらないところで止まるようになっています。
   左右の戸の幅を同じにすると、戸の開く幅(有効開口幅員)が少々狭くなるので、
   車いすでも問題なく通れる幅をとれるように工夫したら、左右の戸の幅が変わりました。
   ふつうと違うことをしている時には、このようになにかヒミツ(理由)があります。
   また、戸袋は留め具を外せば動くので、大きなモノの搬出入の際には、最大幅員がさらに広がります。
   (さらに、何らかの工事などの場合は、戸を外してしまえばよいわけです)

・三方枠:ここには元々、ビニルカーテンが取り付けられて、外との仕切りになっていました。
   そのカーテンを取り付けるため、スチール(鉄)枠がすでに取り付けられていたので、
   今回の建具(戸)を取付けるための木の枠は、そのスチール枠に取り付けています。
   こうすれば建物の他の部分をまったく傷めずに施工できます。
   (ハンガードアなので、床にも傷はつけない)

・転びと水勾配:実は施工上、大変だったのがこれです。今回のように吊戸だと、戸は鉛直にぶら下がります。
   建物の既存枠には多少の転び(傾斜)があり、建具との間に角度のずれが生じます。
   また、土間には水勾配が切られていて、雨水が来ても外へ流れ出るように傾いています。
   建具はまっすぐなので、土間の傾きの水上に戸を引き込んだ際に底を擦ります。
   外から見た時に建具底がナナメにカットされているのは、これへの対策です。
   大工さんと建具屋さんが工夫しながら、がんばってくれました。

   
・材と仕上:建具屋さんの提案で、吉野檜を使いました。せっかくのよい木。
   当初は塗装を施す予定でしたが、無垢のままにしました。
   施工当日、ヒノキのとてもよい香りが立ち込めました。
   鉋(かんな)の削りくずからのよい香り。今思い出しても、なんかほっとします。
   月日が経って汚れてきたら、お家の人や私たちで渋を塗ろうなどと話しています。

・大工と建具屋と設計屋:大工さん2人と親方、建具屋さん2人、設計屋1人。
   三方枠の取り付けを大工さん、建具の製作と取り付けを建具屋さん、設計・デザインを設計屋。
   今はこういう木の建具の仕事が少なくなっていて、しかも、おもしろい仕事だったので、
   それぞれが工夫し合い、刺激し合いながら、よいものをつくろうと力を合わせました。
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施工図というと大げさですが、施工部隊に示した設計図に施工時の注意点などを盛り込んだ、
最終的にこうなったという図面を作成しました。それが奇しくもちょうど1年前の12月24日。
それもあって、ふと、お話してみる気になりました。
(自分の仕事の話なので、控えてきたのですけれど)

300年近い歴史のしっぽに私たちがいることのふしぎさ。ありがたさ。
それをよく思います。
この戸も1年経って、だいぶんなじんできたかに見えます。
こうして私たちも歴史の一部になっていくのですね。

たかが1対の戸ですが、私にとっても、とても大事な仕事になりました。
ありがとうございました。

施工場所:横山家住宅(登録有形文化財)(大阪府高槻市・旧城下町)
施工日:2013年12月19日(木)
施工:長井工務店
建具:奥田建具
設計:岩崎建築研究所
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by ti-ao | 2014-12-24 05:11 | おしごと | Trackback | Comments(0)