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風景カフェ(マチヤ・テラス通信)

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2014年 12月 31日

つきのあかり

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街道が京から西国へ流れる。
途上、高槻は芥川に宿場町。


先日、久しぶりに訪れた。
屋根に月。
風流。

幕末政変、薩摩藩士に追われた長州藩士と公卿をかくまったという町家。
ここで、彼らは、こんなふうに月を見上げることができただろうか。



あぁ、ことしもくれるなぁ。

by ti-ao | 2014-12-31 00:43 | 高槻の町家図鑑 | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 29日

とんだのはずれははずれではない~高槻市富田町~

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おもしろいまちは、かげもおもしろいし、
きれいなまちは、かげもきれいねんなぁ。

写真は秋ごろの高槻市富田。台地のはずれあたり。
いいよね。
富田はいろんな人がいろんなことやってる、地力のあるまち。
私たちがなにかするよりも、まず、お話を聞いてまわるべきまち。


週末、なんの話やろと思って行ったら、地域コミュニティ誌の取材でした。
それならちゃんとパーマ当ててったのにな(おばちゃんか)

ナヲ、現在、歳末大売出しが如き絶賛お仕事の日々。
ぎりぎりまで働きます。

by ti-ao | 2014-12-29 23:51 | たかつきええとこテラス | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 27日

きのうのおりおんきょうのつき

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夜空は宇宙そのものだろうか。
わたしたちでさえ、宇宙の一部だと日に一度思い起こさせてくれる。


わたしたちがつくるものはうつくしくなければならない。
機能を追求すれば、ものはうつくしくなる。
機能を追求するとは、使うひとのことをひたすら思うこと。
だから、わたしたちは想像力がゆたかでありたい。

そんな戯言をちっぽけにさせる、星空がすき。

by ti-ao | 2014-12-27 23:39 | 風景カフェ | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 27日

低彩度、なれど色彩豊か。

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庭のあるギャラリー、アートデアート・ビュー、
その庭にて。


せんだんの木。





2014.12.24.

by ti-ao | 2014-12-27 23:14 | 風景カフェ | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 24日

マチヤ格子戸の話~あれから一年~

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高槻300歳町家、横山家住宅の出入口の様子が、
変わったことにお気づきの方もいらっしゃると思います。
今からちょうど一年前です。
今ようやく、ちょっとお話してみます。
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「心がけたこと」
 たかが戸一対のこと、だけど、この町家は国の登録有形文化財です。
 300年近い歴史があり、まちの人に愛されている。
 心して設計しました。
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「全体」

・使う人が使いやすく、けっしてけがをしないように、とても気をつけました。

・家の人のお気持ちをよく聞きながら、その上で、歴史になじむように、
 真剣に、たのしんでデザイン。

・文化財として大切な古い部分に手を加えないように工夫しました。

・文化財の顔の一部であると同時に、現役医院の出入口であることに気をつけました。

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「部分」

・格子:お家の人のご希望は「明るくしてほしい」→格子の間隔を広くしました。
   間のびするので、2本1組の吹寄せとしました。
   高槻町家では、竪繁格子(格子子の間隔が狭い格子)が多いと考えて、
   当初、そのようなデザインをご提示していましたが、お話を伺い、思い切って変えてみました。

・袖と腰:人の手と足が当たりやすい部分は板張りとしました。
   板の幅と目地の幅もちゃんと考えます。

・取手:医院なので、だれでもが開け閉めしやすいカタチにしました。
   この取手を持って開け閉めする限り、ゼッタイに手や指をつめたりはさんだりしないよう注意。
   形象としては上弦の月。15度右へ傾けて設計しましたが、建具屋さんのご提案で工場に伺い、
   取手と下地の板の木目がそろうように気をつけて、実際に持ちやすさを試しながら、
   取り付ける位置と角度を決めました。
   木のぬくもりも感じてほしい。

・吊戸形式:実はこれが大きな特徴です。
   医院の出入口なので、お年寄りもこどもも開け閉めしやすくしたいと思いました。
   また、車いすでも出入りできるように、ということも考えました。
   だから、足元に框やレールのない、しかも、開閉操作が軽くてやさしい吊戸(ハンガードア)としました。

・開口幅:2枚の引き違い戸ですが、左右の戸の幅が異なります。これも大きな特徴です。
   外側から見て、右手の戸は普段は戸袋として固定してあります。
   左手の戸が開閉するのですが、右手の戸袋に手が当たらないところで止まるようになっています。
   左右の戸の幅を同じにすると、戸の開く幅(有効開口幅員)が少々狭くなるので、
   車いすでも問題なく通れる幅をとれるように工夫したら、左右の戸の幅が変わりました。
   ふつうと違うことをしている時には、このようになにかヒミツ(理由)があります。
   また、戸袋は留め具を外せば動くので、大きなモノの搬出入の際には、最大幅員がさらに広がります。
   (さらに、何らかの工事などの場合は、戸を外してしまえばよいわけです)

・三方枠:ここには元々、ビニルカーテンが取り付けられて、外との仕切りになっていました。
   そのカーテンを取り付けるため、スチール(鉄)枠がすでに取り付けられていたので、
   今回の建具(戸)を取付けるための木の枠は、そのスチール枠に取り付けています。
   こうすれば建物の他の部分をまったく傷めずに施工できます。
   (ハンガードアなので、床にも傷はつけない)

・転びと水勾配:実は施工上、大変だったのがこれです。今回のように吊戸だと、戸は鉛直にぶら下がります。
   建物の既存枠には多少の転び(傾斜)があり、建具との間に角度のずれが生じます。
   また、土間には水勾配が切られていて、雨水が来ても外へ流れ出るように傾いています。
   建具はまっすぐなので、土間の傾きの水上に戸を引き込んだ際に底を擦ります。
   外から見た時に建具底がナナメにカットされているのは、これへの対策です。
   大工さんと建具屋さんが工夫しながら、がんばってくれました。

   
・材と仕上:建具屋さんの提案で、吉野檜を使いました。せっかくのよい木。
   当初は塗装を施す予定でしたが、無垢のままにしました。
   施工当日、ヒノキのとてもよい香りが立ち込めました。
   鉋(かんな)の削りくずからのよい香り。今思い出しても、なんかほっとします。
   月日が経って汚れてきたら、お家の人や私たちで渋を塗ろうなどと話しています。

・大工と建具屋と設計屋:大工さん2人と親方、建具屋さん2人、設計屋1人。
   三方枠の取り付けを大工さん、建具の製作と取り付けを建具屋さん、設計・デザインを設計屋。
   今はこういう木の建具の仕事が少なくなっていて、しかも、おもしろい仕事だったので、
   それぞれが工夫し合い、刺激し合いながら、よいものをつくろうと力を合わせました。
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施工図というと大げさですが、施工部隊に示した設計図に施工時の注意点などを盛り込んだ、
最終的にこうなったという図面を作成しました。それが奇しくもちょうど1年前の12月24日。
それもあって、ふと、お話してみる気になりました。
(自分の仕事の話なので、控えてきたのですけれど)

300年近い歴史のしっぽに私たちがいることのふしぎさ。ありがたさ。
それをよく思います。
この戸も1年経って、だいぶんなじんできたかに見えます。
こうして私たちも歴史の一部になっていくのですね。

たかが1対の戸ですが、私にとっても、とても大事な仕事になりました。
ありがとうございました。

施工場所:横山家住宅(登録有形文化財)(大阪府高槻市・旧城下町)
施工日:2013年12月19日(木)
施工:長井工務店
建具:奥田建具
設計:岩崎建築研究所
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by ti-ao | 2014-12-24 05:11 | おしごと | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 23日

λ=h/mV

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「冬の電車 くもった窓に 物理式」


先週末、キャンドル点灯(マチヤ・テラス)に向かう電車で、
斜め向かいの窓に、この式。
なんか見たことある☆
↑こう見えて一応れっきとした理系です☆

物理だとは思ったけど、思い出せない・・・
受験シーズン、高校生かなと思ったけど、
これは「ド・ブロイ波長の式」とか言うらしい。
もしかして大学生かな?

雨で点灯できるかどうかとか、消灯のこととか、
ちょっとどきどきしていたのに、
こういうものが気になってしまう(笑)
人間って、へん。(で、おもしろい。)

高校時代までは、数学だけは解けないと気になった。
だから寝ていて夢の中で解き方に気付いたことがあるし、
高校で満点取ったことがあるのも数学だけでした。
他は、物理も含めて、点がわるくてもまったく気にならなかった。

数学が特にすきだったわけでも得意だったわけでもない。
むしろ、苦手で、逃げてはならない難敵だという認識(苦笑)
だから必死で向き合っていたら、いちばん成績の良い科目になってしまっていた、
というだけのことです。

今は、数学が、マチヤになったということか。
ふと、そんなことを思った冬の夜でした。


P.S.
いちばん自信があったのは、国語です。
↑こう見えて一応れっきとした理系ですⅡ

by ti-ao | 2014-12-23 03:01 | 風景カフェ | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 19日

明日のマチヤ・カフェとキャンドルについて+追記あり

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飲まずにやってられるかぁゆうことで、昼間っから飲んで仕事してます。
ムジカの紅茶♪



このところの寒波で、町家の軒先につらら?(町家センセイ情報)
今日は少し寒さがましですが、明日はまた冷たい雨?
みなさん、風邪とか気をつけてください。

明日(2014年12月20日(土))は13時30分からマチヤ・カフェ。
そのあとキャンドル点灯の予定です。
キャンドルは空を見て、その場の人でやるかどうか決めます。
町家の通り庇は深いので、過去、雨でもキャンドルは灯していました。
明日はどうでしょうか。

みなさん、ご無理のないように、ご参加ください。


追記 12/19 23:17
今日は久しぶりに仕事以外で外出して、
町家にキャンドルを預けてきました。
「消灯。」するためには、まず、点灯しないとね☆

by ti-ao | 2014-12-19 15:37 | 町家情報窓口(マチヤ・カフェ) | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 15日

コレカラノマチヤハタアゲ

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2014年12月13日(土)、町家めぐりの初回会合。

横山家住宅前に集合。
寒いので、町家センセイご夫妻が土間に入れてくださいました。
そのまま、みんなでストーブを囲みみかんをいただきながら、
これからどのように町家の活動をすすめるか、
今回の町家めぐりをどのようにすすめるか、
話し合いました。

・「ない、ない」と言われてきた高槻町家の存在がマチヤ・レポートで明らかになった。
 これまでのマチヤ・テラスは、それをはやく示すために「少人数で」「専門的に」「急いで」活動した。
・これからのマチヤ活動は、立場に関係なく、いろんな人に集まってもらい、ひろく取り組む。
・行政の協力は不可欠。
・町家保護への行政支援を実現するためにも、町家人のつながりや気運の高まりが必要。
 マチヤ・ソネットはその基盤足り得る。
・たかつきの「都市の記憶」、「文化」の伝承につなげる。
・無くして初めて気付く。今、町家のまちなみの美しい他都市でも、元はそうであったところは多い。
 今からでも取り戻せるものは取り戻す。あきらめない。
・高槻町家については、ここに相談できる、というところが必要。
 それがマチヤ・テラスであったのではないか・・・
 (きゃぁぁ~)
・町家めぐりは、「旧城下町」、「芥川宿」、そして、「富田郷」を対象にすすめる。
・はじめはゆるゆるとすすめ、だんだん形にしていく。

当初の予定を大幅に超えて3時間ほども話し合ったでしょうか。
でも、なにかをはじめるのには大切なことだったと思います。

そして、そのあと、みんなでまちへ。
旧城下町の町家のみなさんに、町家めぐり企画へのご参加を呼びかけてまわる。
いつも一人か二人だったので、みんなで歩くのって久しぶり。
にしても、めちゃくちゃ寒い!
でも、町家のみなさんの反応は、概ね良好☆☆☆
やはり、これまでの丹念な下ごしらえが効いている。
決して無駄にはしない。
(これからなのだ。ほんとうの勝負は)


決して逃げませんが、私は今回、一歩引いてみんなを見ています。
いいものを持っている人たちがいる。
そのよいところをこれまでうまく発揮してもらえずにいた。
それが心苦しかった。
今は私自身が変容すべき時なのだ、いや、そして、
今は、行政も町家人もそのファンも、わたしたちみんながいっしょに、一歩成長する時。
そう思いました。
そんな、「コレカラノ・マチヤ」旗揚げでした。

みなさん、めっちゃ寒い中、ほんまにありがとうございました。
そして、町家センセイと奥様、今回もあたたかく迎えてくださり、ありがとうございました。
みなさん、これからもどうぞよろしくお願いします。
これからが大事です。ご参加をお待ちしています。
次の会合はまたお知らせします。

とりあえず、
今週末、12月20日(土)のマチヤ・カフェとマチヤ・テラス(キャンドル)でも、
こういう話はしたいと思っています。


町家を歩いてまわった後、おなじみのカフェであったかい珈琲。
みんな生き返りました・・・
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by ti-ao | 2014-12-15 02:00 | まちや・ねっと | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 11日

「はたあげ」附記1

マチヤ・テラスが中心になって何かやると言うと、
すでに似たような活動を他でなさっている人は参加しにくいかもしれず、
また、何かやりたいけど、今さら既成の活動に参加するのは気おくれしてしまうなぁ、
という人もいるかもしれず、
あぁ、もうあいつらに任せておけばいいや、な人もいるかもしれず(苦笑)

町家のためになにかやってみたいなと思う人が、立場や経験にとらわれずに集まって、
いっしょに取り組めるようにしたいと思います。
そのために、新しく、例えば実行委員会みたいなものを立ち上げてもよいかもしれません。


マチヤ・テラスが活動を始めた当初は、町家にお住いのみなさんとの接点がまったくありませんでした。
当時、活動に参加していた人が、町家の人を訪問しては、感情的に少々こじらせてしまう、
というようなこともいくつかありました。
初対面の人との対話は、入口でこじれると、後がたいへんです。
ましてや、こちらは人様のお家におじゃまするエイリアンです。
とてもとても気をつかいながらの町家訪問の日々が続きました。
8年間の活動の中で、ようやく、主だった町家のみなさんとはお話ができつつあり、
少なくとも、こういう活動をやっていることは知っていただき、
また、なんとか顔だけは覚えていただいていたり、
あるいは、かなり前向きにお付き合いいただいて、それなりに信頼関係もできている、
というお家もあったりします。

つまり、これまでに非常に丹念に地道に下ごしらえしてきました。
今なら、町家訪問もかなりしやすくなっています。下地があります。
新たな活動形態であっても、以前に比べたら格段に訪問しやすいはずです。
これは、ちゃんと段階を踏んでいるということだと思います。


早期に専門的に高槻町家の存在を証明するための活動、今までのマチヤ・テラス。
存在が証明された高槻町家の維持と活用のための活動への移行。
これは一人の建築士とほんの数人の仲間だけに任せておいてよい話ではなく、
まちをあげて取り組むべき段階にきていると実感しています。

行政も行政にしかできないことをそろそろやっていただけないものでしょうか。
ご担当とはかなり前向きに町家保全、活用への補助施策について話をしてきましたが、
彼らが異動なさってしまえば、後任の方と、また一からやり直し。
この繰り返しです。
「ない」と言われてきた高槻町家が「ある」とわかった今、実行に移していただけないでしょうか。


思えば、「高槻町家」という呼称(表現)も、調査によって特徴を知って、はじめて使いはじめました。
マチヤ・テラスの調査以前に、この呼称はなかったはずです。
思いのあるマチヤ・テラスを沈めてでも、旗揚げするのには、それなりの意味があると思います。
これまでのマチヤ・テラスの日々の積み重ねを活かすため、今はマチヤ・テラスを沈めるのです。

by ti-ao | 2014-12-11 13:50 | まちや・ねっと | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 10日

はたあげ

個別に誰かに相談せずに、まず、ここで、公平に、
みなさんにお話します。
すなおに正直に呼びかけます。

今度は、誰をもひろくゆたかに迎え入れます。
私はみんなの接着剤、潤滑油になりたい。
いかなる個人も団体も拒まない。
マチヤのために、城下町たかつき復活のために、
未来の城創造のために。
集ってくださる人は誰でも。

共に闘いませんか。同じ目的のために。
今、声を上げる。
旗揚げです。

ひとり舞台のマチヤ・テラスはおわりです。
ここから先は、もう、ひとりではどうにもならない。
どうか、手伝ってくれませんか。

マチヤ・レポートによって、
これだけの高槻町家が残っていると実証された今、
何をためらうことがあるでしょう。
あとはやるだけです。
やらないための理屈はいらない。
町家がつぶされるのをこれ以上見たくない。

まずはこの土曜日(13日)午後1時。
横山家住宅(高槻市城北町1丁目)前に集合です。
そこで少し話をして、町家に声をかけて歩きましょう。
はじめは少人数でいい。
とにかく時を移さず、今、着実に明らかにはじめましょう。

お待ちしています。
土曜日だけではありません。
これから。
いっしょにやりましょう。
ひとりひとりが、自分のやれることを持ち寄って、
すすんでいきませんか。
いろいろな人がいろいろなかかわり方をしてくれるとうれしい。

どうぞよろしくお願いします。

これからのマチヤのために。

by ti-ao | 2014-12-10 00:47 | まちや・ねっと | Trackback | Comments(2)